「ってことは?」
私はこの言葉で指導を終えることが多くあります。
この言葉で終わる理由は、結論部分を考え、生徒の口から言わせるという思いがあります。
解き方、考え方、結論。すべてを教えてしまうと子どもは考えなくなります。
「ど~せ答えまですべて言ってくれるんでしょ?」
という考えになり、考えることを放棄してしまいます。このことは問題を解く上で決してしてはいけないことです。
雇っている講師全員にもここを徹底するように研修を重ねています。
「教えてしまうと自分で解く時に解けない」
これをしっかりと理解しておかなければなりません。
問題を解くのは解いている本人です。指導者ではありません。そのため常に考えさせなければならないのです。
先日、他塾の先生方が当塾に見学に来られた際も「結論を教えない」「自分で考えさせる」ところを観察されておられました。
見学されていた先生の感想としては
「やはりこっち(自分で解かせる方)が生徒の為」
「教えすぎると後々解けないのは理解できる」
など教えすぎてもいけないことを先生方も理解されているようでした。
「それでもてっきり結論部分まで教えちゃうんですよね・・・」との感想も頂きました。
教えちゃうのも理解できます。でもそれではこの先必ずつまづくことになります。
教える側からすればそこを我慢して我慢して教えないのです。そうすれば道は開けます。
よく家でも子どもに教えてい過ぎているご家庭の話を耳にすることがあります。教えすぎても何もいいことはありません。
目の前に子どもが問題を解けているように見えますが、それは教えているあなたの力で解けているだけです。
このことをよく考え、「教えない指導」「結論部分は言わない指導」をしてみるのもいいのではないでしょうか。
今日のところはこの辺で。
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