面白い記事を見つけました。
引用元:教育新聞(文の基本構造の理解に課題 小中学生の基礎習得状況を調査)
小学校の教材・教具を発行する日本標準は12月6日、小学3年生から中学1年生を対象に、国語と算数の基礎基本の習得状況を調べた学力調査の結果を公表した。国語では文章の基本構造である主語、述語、修飾語や、敬語表現の尊敬語、謙譲語の理解が不足。算数では、全学年を通じて文章題の正答率が低かった。
この問題で正答率が、中1で56%という低い値になっています。
その他の学年も60%台、70%台と半分と少しの生徒しか理解できないようです。(小3、小4は記述式)
図ありだと正答率は上がるものの、それでも80%には乗りません。
私もこの「最近の子供たちは文章読解能力がない」というのには数年前から少し気になっていました。
4年前の2018年に発売された記憶に新しい「AI vs. 教科書が読めない子どもたち」でも取り上げられているほどです。
私も以前に中学校で国語を担当していた時に先輩の先生に言われていたのは
「すべての教科に影響するのは国語だから、しっかり文章をおしえてあげてね」
でした。もう10年以上前の話になりますが、この言葉は今でもしっかり私の記憶に残っています。
最近の中学校のテストは文章問題で出されることが増えてきました。そして、社会や理科といった教科では記述で答えないといけない問題も増えてきています。基礎の問題だけしていては点数は取れません。
勉強する上で文章読解能力は切っても切り離せない力なのです。
じゃあ、どうやってこの力を鍛えさせてらいいのか。ですが、小さいうち(小学生の間)に
①家で話をさせる
②話し方が変だったら修正させる
をするように心がけるといいです。詳細は下に書きます。
①家で話をさせる
幼稚園や保育園、学校で合ったことを話させてください。
「今日はどんなことがあったのか」
「どんな話をしてもらったのか」
「それを聞いて自分はどう思ったか」
など聞き方は様々です。とにかく「言葉」を出させてください。
変な文章だとしても、この時点では多くの言葉(ワード)を出させてください。後で文章にさせて言わせますので。
とにかく「言葉」を覚えさせたり、使わせるのです。
②話し方が変だったら修正させる
①で言葉を一通り出させたら、次は文章にして言わせてください。
「どこ」で「何」をしたの?
「誰」に「何」を言ってもらったの?
など子供が文章で言いやすいように、「どこ」「なに」「だれ」などに聞く時に疑問詞を2個入れて聞くと、文章で言いやすくなると思います。
聞いた通りに言えなかったり(「誰」と聞いているのに「何」と答えるなど)した時は修正してください。
これがのちに「読解力」に繋がります。
これらは出来るようになるまで繰り返し行うしかありません。根気のいることかもしれませんが、これをしておいて損なことはありません。
一度実践してみてください。
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