「船頭多くして船山に登る」ということわざが教えてくれること

子どもの宿題を見ていると、
「少し教えてあげようかな」
「わからないところはフォローしてあげようかな」

と思う保護者の方も多いのではないでしょうか。

ですが、私の教室でははっきりと「宿題は親が手伝わないでください」とお願いしています。

今回は、その理由をお伝えします。


「船頭多くして船山に登る」状態にしないために

このことわざは、「指示する人が多すぎると、物事はかえってうまくいかない」という意味です。

宿題の取り組み方でも同じことが起こります。
学校での教え方、塾の教え方、そして家庭での親のやり方

この3つがバラバラだと、子どもはどの方法で学べばいいのかわからなくなり、混乱してしまうのです。


中学・高校ではフォローできなくなる

「小学校の内容なら親でも教えられる」と思っても、
中学・高校の学習内容になると難しく感じる方がほとんどです。

小学生の頃は付きっきりで教えていたのに、
中学生になったら何も教えられなくなってしまう。

このギャップは、子どもにとっても大きな戸惑いです。

「今までは親が教えてくれたのに、急に頼れなくなった」と感じれば、自信を失ったり勉強に不安を持ったりするきっかけになります。


教え方の「一貫性」が大切

学習には「一貫した教え方」が必要です。

学校で習った方法で解くのが基本。

塾の先生も、
それを理解したうえで補強的な教え方をします。

そこに家庭独自のやり方が加わると、子どもは迷い、解き方が曖昧になります。

理解が深まるどころか、「どうやって解けばいいかわからない」と思考停止してしまうのです。


「家庭で教えない」ことが子どもの力になる

実際、保護者があまり勉強のことを口にしない家庭の子の方が、成績が良いという話もあります。

親が手を出さないからこそ、
子ども自身が考え、
自分の力で課題を解決しようとします。

その積み重ねが、学力を伸ばしていくのです。


「わからない」と言われたときの対応法

宿題をしている子に「わからない」と言われたら、
「学校ではどうやって習ったの?」と聞いてみてください。

子ども自身が思い出し、学校のやり方で解こうとする姿勢を促せます。

塾の宿題であれば、「塾の先生に聞いてごらん」と伝えるのがベストです。


勉強は「頭の中の整理」が命

勉強は、ただ解くだけではなく、「頭の中をどう整理するか」がとても大切です。

学ぶ単元や解法の流れを、自分の中で順序立てて理解できていなければ、後々必ずつまずきます。

だからこそ、親が手を出すのではなく、子どもが「自分の力で解決する」経験を積ませることが大事なのです。


まとめ

親が手伝えば、確かに一時的にはスムーズに宿題が終わります。

ですが、その積み重ねは将来的な「自分で考える力」を奪ってしまうかもしれません。

「船頭多くして船山に登る」

このことわざのように、周囲がそれぞれ違う方向から指示を出すと、
かえって子どもは迷い、本来の学びの道から外れてしまいます。

宿題はあくまで「子どもが自分の力で取り組むもの」。

その姿勢を支えることこそが、親にできる最高のサポートではないでしょうか。

 

 

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