2020年に教科がされ、それに伴い、2018年から先行実施される小学生英語。

新学習指導要領に向けた外国語教育(英語)で用いられる教科書「We Can」の中身はどんなものなのか。

大きく変わる小学生の英語の学習で、自治体ごとに対応が異なるということが危惧されています。

今回はそんな2018年から先行実施される小学生の英語の学習についてお伝えいたします。

文部科学省作成小学生新テキスト「We Can」のすごさ

(参考:文部科学省)

1.これまでとは全く異なる英語教育の常識を覆す基本例文

・is,am,areといったbe動詞や一般動詞扱いで動詞を使わない。(I play soccer.などは習わない)

・can,would you~、不定詞・動名詞、不規則動詞の過去形を習う。

・各基本文の否定文はしない。

・基本文はI,youの世界。

・シチュエーションを重視した基本文で構成され、文法の学習は行わない。

2.学習する単語が従来と比べて別次元。

・生活で扱う単語は積極的に扱う。

・月、曜日、数、食べ物、施設などの中学生意向で必要な単語を多く扱う。

・中学で習う連語や慣用表現は頻度の高いものから学習していく。

3.アクティビティが前提とした活動型学習。

・listing,speakingの活動に比重を置いている。

・生徒が主体となり、アクティビティ活動を行うことで学習していく。

・文の説明や単元の説明は一切なく、耳で聞いた内容をそのまま理解するのが狙い。

新しい教科書を勉強する学年は非常に大きく内容が変わるので負担が大きいものだと思う。

特に2019年度に小学6年生は移行措置期間にいるので非常に苦戦される。

実際使われる教科書の中身とは?

新テキストのWe Canの内容を具体的に見てみましょう。

Unit1つ当たりのページ数が8ページ前後ということもあり、

非常にゆっくりとしたペースで学習を進めていくことになります。

各ページごとではどんな内容の勉強を進めていくのかを見ていきましょう。

2~3ページ

ここでは、Hello everyoneのタイトルとともに「世界で活躍するする日本人を見てみよう」との文章があり、世界で活躍する日本人を例に挙げ、それぞれの自己紹介のビデオを見て、英語とはこういうものなんだよ。と英語に興味を持たせる内容になっている。

ここでは英語の文章を聞かせ、聞き取れた英語、かつ意味が理解できる英単語を英文の中から見つけさせるという学習内容になりそう。

自己紹介文の例文なども一度聞きましたが、小学生で行う最初の英語としては少し難しいかと感じました。

4~5ページ

このページでは、登場人物の好き嫌いを線で結ぶ問題。

小学生の段階では、文科省は100%全てを理解する必要はないと言ってる。

なので、猫(cat)やバスケットボール(basketball)、将棋(syogi)などが聞き取れたら理解していることにする。

断片的な単語が聞き取れたらok。わかったことからその他の事を学べるとより良い。(例:バナナは聞き取れた。だからcarrotは人参を意味してるんだ。)

6~7ページ

ここでは登場人物が欲しいものを吹き出しに記入していくというページですが、英単語を必ず書きなさい。という学習ではなく、聞き取ったものを日本語で記入してもいいとのことです。

「英語を書く」というよりも「英語を聞く」という技能を高めるページとなっています。

8~9ページ

単元の最終ページである8~9ページですが、最後は自己紹介となっています。

先ほどのページと同じようにここでも無理やり英語を書く必要はなく、聞き取ったものを日本で書いていいことになっています。

まとめ

このように小学生の英語は高難度の内容となっていますが、実際は英語ではなく日本で大丈夫な面があるなど、学習面では従来の英語と大きく変わらないものだと感じます。

リスニング・スピーキングを学校で重点的に習うことになるので、文法やリーディング、単語のライティングなどは塾などで補う必要はあるかと思います。

 

 

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