数学理解度レベル
レベル1:基本問題が解けない
問題を解いた時に基本問題で半分近く間違っている場合は、「レベル1」です。
やる気が無いのか、本当に理解しておらず解けないのかは実際に見てみないとわからないですが、この状態で次に待ち構えている発展問題に挑戦するのは無謀です。
下の理解度別学習法でも述べていますが、まずは「解くこと」「やってみる」事から始めましょう。
レベル2:発展問題が解けない
基礎基本の問題が解けるが発展問題が解けないあなたは「レベル2」の状態です。
ここまで来るということは計算問題ではおそらく止まっていないことなのでしょう。計算問題自身はしっかり解き方が分かっていて、たまには計算ミスをしてしまう程度だと思います。
このレベル2ではかなり時間はかかるという事を覚悟しておいてください。
発展問題に挑戦していくということは自分の分からない問題が次から次へと出てくることでしょう。
それに逃げることなく、常に立ち向かっていかなければなりません。
逃げない力と新しいことに挑戦していく強い気持ちが必要です。
レベル3:一応解けるが、初見の問題に弱い
さて、最終段階の「レベル3」です。
やっとこさ、思考力や発想力を上げ、さらには数学の面白さに気づくことが出来るステージまでやってきました。
「どうしたら解けるだろうか」「示されたものでどう導きこうか」今まで学んできたことを、いかに柔軟に使っていくかがここを乗り換えるキーポイントになってきます。
頭を柔らかくし、「もしかしたらこれを使ってこの方法で解けるんじゃないか?」など何か自分で道筋を仮に立ててみるのが突破のコツです。
学習の進め方は下で述べていきます。
理解度別学習法
レベル1の理解度別学習法
とりあえずやってみる
ここのレベルでは「まずはやってみる」ということです。誰に聞いてもいいし、自分だけでやってもいい。
まずはやってみて自分でも解けるんだ!という成功体験を掴んでください。
基本問題は基本なので、誰でも(例外有)解けるはずです。解けるように出来ているんです。
だからまずはやってみましょう!
やってみるだけで何かが変わってくるはずです。
基本問題を完璧に
発展問題には挑戦せず、基本問題をまずは完璧に出来るようにしてください。
発展問題に挑戦してしまうと、基本問題以外の解き方を覚えてしまうことになり、頭の中がぐちゃぐちゃになってしまいます。
まずは一歩一歩ゆっくりと時間をかけて基本である土台をしっかりと作っていく事にしましょう。
レベル2の理解度別学習法
発展問題にチャレンジする
基本が出来るようになったら、次は発展問題です。
発展問題をするようになってくると、解き方が分からない問題が出てきます。それを乗り換え、解き方を覚えてくしかありません。
基本問題をクリアするときにも、それぞれの解き方を覚えて様に発展問題を解くときにも新しい解き方を新たに頭に入れていく必要があります。
大変かと思いますが、この発展問題を解くときは終わりは必ず存在しています。
学力テストなどを解くときは次の段階のレベル3だとしても、定期テストは日ごろ学校で行われるテストに関しては、どの発展問題をしておけばいいかがあります。
学校のテストを取るためにはどうすればいいのか。
それは、学校の教科書やワークをとことん解けば高得点は取れるようになります。
何回も何回も繰り返してください。
解説を参考にしても良い
発展問題を解くときは解説を参考にしながら解いても良いです。
解説を見ながら、この次はこう。その次はこう。など解く手順を学んでいきましょう。
解説を見て解き進めていくときは、適当に解説を全部書いていくのではなく、一行一行理解をしながら解いていきます。
そしてもし詰まるところがあれば、そこは学校の先生や塾の先生に質問をして、その自分が分からなくなったところを尋ねるようにしましょう。
数学の発展問題をクリアしていく方法は自分で無理やり全てをやろうとしないことです。
出来ない所は素直に誰かに聞き、わかるようにしていきましょう。
一問ずつ着実に
一問ずつ着実に出来る問題を増やしていきましょう。
何も焦ることは無いです。
しかし、あとどのぐらい発展問題あるのかをしっかり把握し、それはあとどのぐらいやればやり切ることが出来るのかの時間把握はしておく必要があります。
発展問題をすべてやり切ることが出来れば、数学の単元は終わりです。
先ほども言ったようにここのレベルでは必ず終わりはあります。その終わりを目指して、頑張って問題をこなしていきましょう。
レベル3の理解度別学習法
発展問題を解く量を増やす
単純に発展問題を解く量を増やすことがまずは最適な方法です。
どんな問題が出てくるのか、そしてその問題はどうやって解くのか。これは一通り把握はしていると思います。
その自分が持っているものをすぐに出せるように多くの問題を解いて練習していきます。
解く方法を知っていても実際にそれで自分が解けるかどうかはわかりません。
数字が変わったら間違えてしまったり、知っていることを上手く使えないことだってあります。
今までやってきた自信をここで無くしてしまうのが一番怖いので、難しすぎる問題には挑戦せず、「これやったことあるけど本当に出せるか?」という問題に挑戦していくのがいいと思います。
解法をすぐ頭で出せるように
ある程度の問題をこなしていくと、問題を見た瞬快に解法が頭に思い浮かぶことがあります。その状態になるようにすれば後は解くだけです。
この問題はこう。これはこうすれば解ける。など解く方法が頭で出ればいいのです。
あやしかったら解けないですし、あやしいままで解くのは危険です。
自信を無くすようなことだけは避けるようにしましょう。
解説を見た時はすべて覚えず、解く手順を覚える。
どうしても自分で出せないときは解説を読みながら勉強をしていくと思います。
その際に注意してほしいことは、解説全てを覚えるようにしないことです。
覚えることは「解く手順」ただ一つです。
ここまで来ると解説を見ただけでは長い解説が多く、読むのが億劫になることがあります。しかしここまで来たのであれば、一行一行ゆっくりと読めば理解はしていけるはずです。
一通り読み終わったときには長い解説を読破していることになるので、自分の言葉でまとめることをしておきましょう。
そうすれば後で長い解説を読み直す必要なくなってきます。
解く必要はない
解法が分かればいちいち解く必要はありません。自分が導き出したやり方にしっかりと従っていれば解けるはずのなのですから。
その解法があっていれば必ず正解を導き出すことが出来ます。必ずできます。そう信じて解かずに問題数をこなすことに集中しましょう。
自分を信じることもここのステージでは必要になってきます。「解かなくてもこのやり方で合う!」この自信を持っておきましょう。
解法の手順を自分で作成してみる
頭で解法を出していると、これで本当に解けるのか不安になってくることがあります。
その場合は問題を解くよりもその解法を書きだすことをしてみましょう。当然、解説を写すのではなく、自分の言葉で、自分の考えを基に書くのです。
数学は解き方を知っているかどうかがものを言います。本当に解けるやり方を身に付け、自分自身で解けるようにしていきましょう。
問題集・参考書の選び方
自分のレベルに合ったものを選ぶ
まずは必ず自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
何が出来て、どこが出来ないのか。何を出来るようにしないといけないのか。を明確に把握してうえで自分に合った問題集・参考書を選んでください。
先ほどのレベル1~レベル3を参考にしてもらってもいいので、自分は今どこのレベルにいるのかをしっかり分かることも問題を解いていくうえで非常に重要な事です。
簡単すぎても難しすぎてもいけない
簡単すぎてもいけないし、難しすぎてもいけないです。
ほとんどの問題が解けては簡単すぎますし、解けない問題が多くすぎてもそれは難しすぎます。
8割程度理解が出来る問題集・参考書を選ぶようにしましょう。
後の2割は解かないのではなく、頑張ったら解ける問題です。
勉強は頑張った分だけしっかり伸びていきます。
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